ホームセキュリティと言えばセコム(SECOM)とアルソック(ALSOK)。ホームセキュリティの導入を検討する際、どちらを選んだらいいの?と迷う方は多いと思います。
この記事では、気になるセコム・ホームセキュリティとALSOKホームセキュリティの料金やサービス内容について徹底的に比較しました。
- セコムとALSOKのどちらが安いのか?
- セコムとALSOKにはどんな違いがあるのか?
など、気になる点をまとめましたので、ホームセキュリティ選びの参考にしてください。
▼セコムとALSOKの詳しい解説はこちら
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料金の比較
まず、一番気になるセコムとALSOKの料金を比較してみましょう。
料金の内訳
セコムとALSOKの料金はどちらも、「月額料金」と「初期費用」からなっています。
月額料金
月額料金は”オンライン警備”の対価として毎月支払う必要がある基本料金やオプション料金の合計です。セコムとALSOKのオンライン警備システムは「設置したセンサーで24時間365日警備して、異常を検知したときや危険を感じて非常ボタンを押したときに警備員が駆け付ける」というサービスです。そこで、警備の費用として毎月料金を支払う必要があります。
ホームセキュリティの月額料金は、“いざ”というときの安心のために支払う保険料のようなものです。
初期費用
初期費用は、導入時に一度だけ支払う必要がある料金です。オンライン警備に必要なセンサーなどの取り付け工事費、センサーの購入費用(買い取りの場合)、保証金(セコムのみ・解約時に返却される)が含まれます。
月額料金と初期費用を比較
月額料金と初期費用は、家の広さや設置する機器の種類・数によって大きく変わりますが、ここでは一般的な4LDKの戸建て住宅にホームセキュリティを導入した場合の料金例を比較します。
比較するプランは、セコムのホームセキュリティNEO(解説記事 )と、
ALSOKのホームセキュリティBasic(解説記事 )です。
公式サイトに掲載されている料金例をもとに比較しています。
セコム・ホームセキュリティNEOの料金
4LDK戸建ての場合 | レンタル | 買い取り |
月額料金 | 6,800円 | 4,500円 |
初期費用(工事料/買取システム料金) | 58,000円 | 427,300円 |
初期費用(保証金) | 20,000円 | - |
ALSOKホームセキュリティBasicの料金
4LDK戸建ての場合 | レンタル | お買い上げ | ゼロスタート |
月額料金 | 6,870円 | 3,500円 | 7,760円 |
初期費用(工事費) | 53,000円 | 53,000円 | - |
初期費用(機器費) | - | 194,600円 | - |
セコムにもALSOKにもセキュリティ機器の「レンタル」と「買い取り(お買い上げ)」プランがあります。初期費用の一切かからない「ゼロスタート」プランがあるのはALSOKだけです。
レンタルプランの場合
レンタルプランでは、月額料金はセコムが6,800円に対してALSOKが6,870円と、すこしだけセコムの方が安いですが、初期費用を比較すると工事費はALSOKの方が5,000円安く、またALSOKには保証金の設定がないので、合計でALSOKの方が25,000円安いです。
買い取りプランの場合
買い取り(お買い上げ)プランでは、月額料金はセコムが4,500円に対してALSOKは3,500円と、ALSOKの方が1,000円も安いです。また初期費用もセコムは427,300円とかなり高額ですが、ALSOKは工事費と機器費を合計しても247,600円とセコムの半額程度です。
駆け付け料金は?
セコム、ALSOKとも駆けつけ(出動)料金は基本的に無料です。
長期間利用した場合の比較
ホームセキュリティは長期間利用するものなので、セコムとALSOKを1~10年間程度利用した場合の料金も比較してみました。
セコム・ホームセキュリティNEOを10年間使った場合の料金
NEO | 1年目 | 2年目 | 3年目 | 4年目 | 5年目 | 6年目 | 7年目 | 8年目 | 9年目 | 10年目 |
レンタル | 159,600円 | 241,200円 | 322,800円 | 404,400円 | 486,000円 | 567,600円 | 649,200円 | 730,800円 | 812,400円 | 894,000円 |
買い取り | 481,300円 | 535,300円 | 589,300円 | 643,300円 | 697,300円 | 751,300円 | 805,300円 | 859,300円 | 913,300円 | 967,300円 |
セコムのホームセキュリティNEOは、買い取りプランの買い取りシステム料金が427,300円と高額なので、1年目のレンタルと買い取りの差額は32万円以上です。
買い取りプランの方が月額料金が安いため、両プランの差額は徐々に縮まりますが、10年たってもまだ累計の支払額は買い取りプランの方が7万円以上多いです。
ALSOKホームセキュリティBasicを10年間使った場合の料金
Premium | 1年目 | 2年目 | 3年目 | 4年目 | 5年目 | 6年目 | 7年目 | 8年目 | 9年目 | 10年目 |
お買い上げ | 289,600円 | 331,600円 | 373,600円 | 415,600円 | 457,600円 | 499,600円 | 541,600円 | 583,600円 | 625,600円 | 667,600円 |
レンタル | 135,440円 | 217,880円 | 300,320円 | 382,760円 | 465,200円 | 547,640円 | 630,080円 | 712,520円 | 764,960円 | 877,400円 |
ゼロスタート | 93,120円 | 186,240円 | 279,360円 | 372,480円 | 465,600円 | 558,720円 | 651,840円 | 744,960円 | 838,080円 | 931,200円 |
ALSOKのホームセキュリティBasicでは、お買い上げ・レンタル・ゼロスタートどのプランを選択しても、5年間使うと累計の支払額は同じになるように料金が設定されています。
そこで、5年以上使うのであれば月額料金の安い「お買い上げ」プランがお得です。
比較の結果をグラフにしてみると以下のようになります。
グラフの緑と赤がセコム、紺と水色、黄色がALSOKです。全体的に、セコムよりALSOKの方が料金が安いことが分かります。
1年~4年程度の短期間使う予定であれば、ALSOKのゼロスタートプラン、5年以上の長期間使う予定であればALSOKのお買い上げプランを選ぶのが安いです。
ただし、これはあくまで一例に過ぎません。今回の料金比較は公式サイトに掲載されている料金を例にして行いましたが、ホームセキュリティの料金は導入の目的や家の広さ、設置する機器の種類や数によって大きく変わってきます。
また、セコムもALSOKも見積もり時に値引きをしてくれることがあるので、セコムとALSOKどっちの方がお得かは実際に見積もりを取るまでは分かりません。ホームセキュリティの導入を検討しているなら、セコムとALSOK両方の見積もりを取ることをおすすめします。
▼実際にセコムとALSOKの見積もりを取ってみました!
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機器の保証期間
料金の比較 部分でご紹介したように、単純にセコムとALSOKの公式サイトに掲載されている料金を比較すると、ALSOKの方が安くてお得!という結論になるため、ほとんどのホームセキュリティ比較サイトでは、料金の安さで選ぶならALSOK!と結論しています。
でも実は、セコムとALSOKではセキュリティ機器の保証期間に大きな違いがあるため、単純にALSOKの方が安いからALSOKがお得とは言えません。
セキュリティ機器の保証期間を比較してみました。
※機器の保証期間:機器の故障があった場合、無償で交換してくれる期間のこと
セキュリティ機器保証期間を比較
プラン | 機器の保証期間 | |
セコム | レンタル | 契約している限りずっと |
買い取り | 10年間 | |
ALSOK | レンタル | 10年間 |
お買い上げ | ||
ゼロスタート |
ALSOKはレンタル・お買い上げ・ゼロスタートどのプランを選んでも機器の保証期間は10年間です。
セコムの機器保証期間は買い取りプランを選択すると10年間ですが、レンタルプランの場合は契約している限り永続的に続きます。
つまりALSOKとセコムの買取プランを選択した場合、契約から10年経過後に機器が故障した場合、修理や交換に費用がかかりますが、セコムのレンタルプランを選択すれば、契約している限り機器の修理や交換は無償でしてもらえるので、追加の費用は一切かかりません。
セコムのレンタルプランにはこの大きなメリットがあるため、ホームセキュリティを長期間利用する予定の場合、ALSOKと比較して料金が若干高いとしても結果的にセコムの方がお得になる場合があります。
両社の見積もりをとって、ALSOKの方が安い料金になったとしても、この大きな違いがあることを考慮したうえでどちらを導入するかを選びましょう。
ポイント
この理由があるため、セコム・ホームセキュリティ契約者の7割程度は「レンタル」プランを選択するとのことです。
ALSOKでは、長期的に見て料金の安い「お買い上げ」プランが人気です。
補償制度
セコムとALSOKには、万一被害を受けた場合の補償制度にも大きな違いがあります。
盗難の被害に遭った場合と建物が損害を受けた場合の補償制度の内容を比較してみると以下のようになります。
盗難被害の補償制度
現金・貴金属・美術品 | 家財 | |
セコム | 50万円まで | 200万円まで |
免責金額:1事故につき5,000円 | ||
ALSOK | 災害見舞金一律10万円 |
建物損害被害の補償制度
損害額10万円以上100万円未満 | 損害額100万円以上 | |
セコム | 損害額の範囲内、かつ10万円単位の見舞金(10万円未満の端数は切り捨て) | 見舞金100万円 |
10万円未満の損害には適用されない | ||
ALSOK | 災害見舞金一律10万円 |
盗難被害の場合
セコムでは現金・貴金属・美術品が盗難被害に遭った場合、50万円を限度とした保険金が支払われます。家財が盗難被害を受けた場合は200万円を限度とした保険金が支払われます。免責金額(保険の対象とならない被害額)は5,000円です。
アルソックでは盗難被害の場合、災害見舞金として一律10万円が支払われます。
建物損害被害の場合
セコムでは損害額10万円以上100万円未満の建物損害被害を受けた場合、損害額の範囲内で、10万円単位の「建物損害修復費用見舞金」が支払われます。損害額が100万円を超えた場合は、100万円の見舞金が支払われます。10万円未満の損害に対しては、見舞金は支払われません。
アルソックでは建物損害被害の場合も、災害見舞金として一律10万円が支払われます。
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プランを比較
セコムとALSOKでは、プランのラインナップが大きく違います。セコムはシンプル、ALSOKは豊富なプランが特徴です。
セコムとALSOKの主なプランをまとめてみました。
セコムとALSOKの目的別プラン一覧
ホームセキュリティ導入の目的 | セコム 下段は月額料金(参考) |
ALSOK 下段は月額料金(参考) |
二世帯住宅や店舗・事務所併設住宅向け防犯 | ホームセキュリティNEO(G-カスタム、グランデ) | HOME ALSOKプレミアム |
7,400円(レンタル) | 4,300円(お買い上げ) | |
戸建て住宅向け防犯 | ホームセキュリティNEO | ホームセキュリティBasic |
6,800円(レンタル) | 3,500円(お買い上げ) | |
賃貸住宅向け防犯 | ホームセキュリティ スマートNEO | HOME ALSOK アパート・マンションプラン(入居者契約プラン) |
4,300円 | 3,000円(お買い上げ) | |
セルフ警備 | なし(MANOMA で利用できる) | アルボeye |
(MANOMAは2,980円~) | 2,000円~ | |
高齢者の見守り(自宅) | ホームセキュリティNEO(スマートNEO) | ・HOME ALSOK みまもりサポート ・みまもりパック ・アルボeye |
4,300円~(スマートNEO) | 1700円~(みまもりサポート) | |
高齢者の見守り(自宅と外出先) | ・マイドクターウォッチ(NEO/スマートNEO/G-カスタムのオプション) ・セコムみまもりホン ・ココセコム |
・みまもりタグ ・まもるっく |
900円~(ココセコム) | 1,100円~(まもるっく) | |
子どもの見守り(自宅) | ホームセキュリティNEO | ・ホームセキュリティBasic ・アルボeye |
7,400円~ | 2,000円~(アルボeye) | |
子どもの見守り(自宅と外出先) | ココセコム | ・まもるっく ・みまもりタグ |
900円~(ココセコム) | 1,100円~(まもるっく) | |
見守りカメラ(屋内) | Xperia Hello!(NEO/G-カスタムのオプション) | アルボeye |
7,400円~(NEO) | 2,000円~ | |
防犯カメラ(屋外) | セコム・ホームカメラシステム | なし(法人・企業向けのみ) |
179,100円~(買い取り) | 要見積もり | |
GPS端末 | ・ココセコム ・セコムみまもりホン |
まもるっく |
900円~(ココセコム) | 1,100円~(まもるっく) | |
ストーカー対策(女性向け) | なし | HOME ALSOKレディースサポート |
- | 5,000円~ | |
長期不在・空き家対策 | ホームセキュリティNEO | HOME ALSOK るすたくサービス |
7,400円~ | 4,000円~ | |
盗聴器・盗撮器探索 | 安心サポート(ホームセキュリティ契約者限定) | 盗聴器・盗撮器探索サービス |
76,000円~(3LDK) | 66,000円~(3LDK) | |
宅配ボックス | セコムあんしん宅配ボックス | 防犯グッズとしての販売のみ |
83,500円~(セコム契約者の場合) | 14,800円~ |
表を見ると、セコムはホームセキュリティ導入の主な目的15項目の中で半分以上の8項目を、ホームセキュリティNEOかスマートNEO、またはNEOとスマートNEOのオプションで対応していることが分かります。
一方、ALSOKは、目的別に異なるプランを用意しています。
例えば、自宅で高齢者を見守りたい場合、セコムのプラン選択肢はホームセキュリティ・スマートNEO(またはNEO)しかありませんが、
ALSOKでは…
- 非常ボタンとセンサーを設置して手厚く見守りたい →HOME ALSOKみまもりサポート
- 自宅にいるか、外出しているかだけを見守りたい →みまもりパック
- 見守りカメラで見守りたい →アルボeye
と3通りのプランが用意されているので、自分のしたいことができるプランはどれなのか分かりやすく、目的にぴったり合ったプランを選ぶことで料金も安く済ませられる場合があります。
ただしセコムでも、目的に合わせて機器を構成したり、オプションを追加することで柔軟にプランを組み立てることが可能です。ALSOKでぴったりのプランが見つかったとしても、セコムでも同じことができるのか、料金はいくらになるのか見積りを取ってみることをおすすめします。
セルフ警備プランの有無
大きな違いとして、ALSOKにはセルフ警備プランがありますが、セコムにはありません。
セルフ警備とは、自宅にセンサーカメラなどを設置することで、自宅の様子を自分で見守る”セルフサービス”の警備方法のことです。異常があった場合はスマホアプリなどに通知が来るので、カメラなどで自宅の様子を確認し、必要な時だけガードマンの駆けつけを要請します。
”セルフサービス”なので、防犯性能はオンライン警備より劣りますが、その分安い料金で導入でき、設置工事も必要ないというメリットがあります。(ただし、駆けつけの依頼には別途料金が必要)
オンライン警備とは?
オンライン警備とは、設置した防犯センサーにより、警備会社が契約先を24時間見守り、異常が発生したら自動的に駆けつけてくれる、いわゆる”プロによる警備”のことです。セコムやALSOKのホームセキュリティと言えば、通常”オンライン警備”のことを指します。オンライン警備では異常発生と同時に警備会社に連絡が入るため、セルフ警備と比較すると緊急時の対応は圧倒的に速いですが、料金も高くなります。
ALSOKのセルフ警備プラン「アルボeye」は月額2,000円~利用でき、設置工事も不要なので、気軽にALSOKの警備が導入できます。
アルボeye契約期間中はALSOKのセルフ警備専用ステッカー(通常のALSOKステッカーとはデザインが違います)も貸し出してもらえるので、防犯効果も期待大です。
セコムには残念ながらセルフ警備プランはありません。
でも裏ワザとして、sonyのスマートホームサービス「MANOMA(マノマ)」を契約することでセコムの駆けつけサービスを利用することが可能です。
MANOMAを利用する場合はセコムのステッカーはもらえませんが、セコム・ホームセキュリティを契約するよりも安価でセコムの駆けつけサービスが利用できる(駆けつけ費用が別途必要)のでおすすめです。
▼MANOMAについて詳しくはこちら
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待機所の数を比較
「待機所」とは、セコムやALSOKのガードマン(緊急対処員)が待機している場所のことです。「緊急発進拠点」とも呼ばれます。
待機所の数が多ければ多いほど、1つの待機所が担当するエリアは狭くなるので、契約先に異常があった場合早く現場に駆け付けることができるようになります。
セコムとALSOKの待機所数を比較してみました。
セコム | ALSOK | |
待機所数 | 約2,800箇所 | 約2,400箇所 |
セコムは約2,800箇所、ALSOKは約2,400箇所とセコムの方が400か所ほど多いので、この2社だけを比較するとセコムの方が信頼できそう…と考えがちですが、他の警備会社と比較してみると、セコムとALSOKの待機所数は桁違いに多いことが分かります。
例えば全日警は243箇所、東急セキュリティは22箇所(東急線沿線地域限定のため)です。また、セントラル警備保障(CSP)の待機所数は非公開ですが、CSPだけではカバーできない地域が多いため、日本全国30の警備会社と提携して警備を行っています。
単独1社で2,000を超える待機所数を備えている警備会社はセコムとALSOKだけ。どちらも緊急時に対応に信頼がおける警備会社と言えると思います。
セコムもALSOKも、セキュリティ上の理由により待機所の場所は公開していません。自分の家から最寄りの待機所がどこにあるのかを知りたい場合は、見積もりを依頼しましょう。
※セコムやALSOKのガードマンはパトロールなどに出動していることもあり、常に緊急発進拠点で待機しているという訳ではありません。全員がGPS機器を携帯しているので、コントロールセンターが異常発生現場から一番近い場所にいる対処員を把握して、すぐ駆けつけるようにしてくれます。
駆けつけ時間の豆知識
セコムやALSOKなどのオンライン警備では、「警備業法」により異常発生から25分以内に現場に駆け付けることが努力義務として定められているので、どんなに遅くても異常発生から25分以内にはガードマンが駆けつけてくれます。
ちなみにALSOKの平均駆けつけ時間は14分です(ALSOK REPORT 2017より)。セコムの平均駆けつけ時間は公開されていません。
セコムとALSOKの基本情報
セコムとALSOKの基本情報も比較してみましょう。
セコム | ALSOK | |
会社 | セコム株式会社 | 綜合警備保障株式会社 |
創業年 | 1962年 | 1965年 |
ホームセキュリティサービス開始 | 1981年(マイアラーム) | 1988年(タクルス) |
年間売上高 | 9,280億円 | 4,133億円 |
ホームセキュリティ契約件数 | 121万1千件 | 39万6千件 |
※出典:セコムCSRレポート2017、ALSOK REPORT2017
セコムの創業年は1962年。日本初の総合的な警備保障会社です。1981年にホームセキュリティ「マイアラーム」のサービスを開始以来、40年近くホームセキュリティサービスを提供し続けています。
ALSOKは、セコムより3年遅い1965年に創業しました。1988年から、30年以上ホームセキュリティサービスを提供しています。
年間売上高やホームセキュリティの契約件数ではセコムの方が上回っていますが、どちらも信頼性の高い、日本を代表する警備会社です。
まとめ
最後にもう一度、セコムとALSOKの違いをまとめてご紹介します。
- 料金:公式サイト上の料金を比較するとALSOKの方が安いが、実際のところは見積もりを取ってみないと分からない
- 機器の保証期間:基本的に10年間。セコムのレンタルプランのみ、契約している限り永続的に保証される
- 補償制度:ALSOKは免責無しで一律10万円。セコムは免責ありで100~200万円まで対応。
- プラン:セコムはオプションで様々なニーズに対応(プランは少なくてシンプル)。ALSOKはニーズごとにプランあり(豊富なプラン)
- セルフ警備:セコムはセルフ警備プランなし。ALSOKはセルフ警備にも対応
- 待機所数:セコムの方が多いがほぼ同水準
一番気になる、”どちらの方が料金が安いか?”というのは、両社の見積もりを取ってみないと分かりません。
両者とも値引きに対応してくれることも多いので、まずは見積もりを取って料金を比較し、それから他の要素も比較してどちらの方がお得か見極めましょう。
▼実際にセコムとALSOKの見積もりを取ってみました。セコムの値引き額に驚き…
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【体験談】セコムとALSOKのホームセキュリティ見積もりを取ってみた!
セコムやALSOK(アルソック)などのホームセキュリティは、一度契約したら大抵長く使うもの。 車のように時々買い替えるものなら、商談の経験を積むことでだんだんコツもつかめてきますが、ホームセキュリティ ...
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ちなみに、セコムの見積もりでは基本的にレンタルプランの料金、ALSOKの見積もりではお買い上げプランの料金が提示されます。料金を比較して同じくらいになるようなら、機器の保証期間がずっと続くセコムのレンタルプランの方がお得です(あくまでも料金に限った比較)。
セコムにはセルフ警備プランがないので、セルフ警備を導入したいならALSOKでアルボeyeを契約するか、ソニーのMANOMA(解説ページへ )を契約してオプションでセコムの駆けつけサービスを利用することをおすすめします。
※ALSOKの見積りを依頼したい場合は、資料請求ページの「ご要望」欄に「見積り希望」と入力して送信してください▼