この記事で分かること
ソニーのスマートホームサービス「MANOMA」について徹底解説!
MANOMA(マノマ)は、”スマートホームのおまけがついたインターネット回線”という扱われ方がされがちですが、実はセコムやALSOKに代わる第3の選択肢と言えるほど、ホームセキュリティに特化したスマートホームサービスです。(むしろインターネット回線がおまけ)
MANOMAでできること、料金、セコムやALSOKと比較して分かる特長、注意点など、どこよりも詳しく解説します。長い記事なので、手っ取り早く必要な情報を知りたい方は▼目次を見てください。
ソニーの「MANOMA(マノマ)」は、IoT機器を利用して自宅の防犯や子供や高齢の親、またペットの見守りができるスマートホームサービスです。
それだけなら、他にも同じようなサービスがたくさんあるよ…と思うかもしれませんが、
MANOMAの一番の特徴は、「もしもの時、セコムの駆けつけが依頼できる(しかも月額無料で!)」こと。
他にも特徴的な機能がたくさんあり、ホームセキュリティと言えばセコムとALSOK、そして「MANOMA」という時代がくるのでは、という期待を感じさせてくれます。
でも、MANOMAはまだ新しいサービスで、内容についてはあまり知られていません。
そこでこの記事では、MANOMAで使える機器やできること、MANOMAの料金、特長や注意点などをホームセキュリティマニアの視点で徹底的に解説します。
これからのホームセキュリティのスタンダードになる可能性がある「MANOMA」に注目してみてください!
MANOMA(マノマ)とは
MANOMA(マノマ)とは、ソニー※が提供するスマートホームサービスです。(※ソニーネットワークコミュニケーションズ株式会社)
スマートホームとは、IoT(Intertet of Things:家電などの”もの”をインターネットにつなげて制御する技術)を利用して、家の中の電化製品をインターネットでつないでコントロールすることで、より便利で快適な暮らしを実現した家のこと。
MANOMAでは、Amazon Alexa(アレクサ)を搭載したスマートスピーカーの「AIホームゲートウェイ」を中心に、「室内コミュニケーションカメラ」、「Qrio Lock」「開閉センサー」などのIoTデバイスを連携し、便利な機能を使うことができます。
それぞれの機器はスマートフォンのMANOMAアプリからも制御可能です。
ホームセキュリティ機能が充実
MANOMAの大きな特徴は、家族・ペットの見守りやおうちの防犯など、ホームセキュリティを強化する機能が充実していること。
ホームセキュリティといえば、セコムやALSOKが有名ですが、MANOMAを利用すれば、セコムやALSOKを契約している家と同じような防犯性能を持つ家が実現できます。
セコムやALSOKでは、開閉センサーや空間センサーなどのセキュリティ機器を通じて家の安全を見守り、異常が起きた時には警備員が家まで駆けつけてくれますが…
MANOMAにも同じような機能を持つ機器が用意されており、異常があった場合はセコムの警備員に自宅までの駆け付けを要請することができます。
MANOMAで使える機器・できること
MANOMAでは、最大で以下6つの機器を利用できます。(プランにより、使える機器は異なります)
MANOMAで使える機器
- AIホームゲートウェイ
- 室内コミュニケーションカメラ
- Qrio Lock(キュリオ・ロック)
- Qrio Hub(キュリオ・ハブ)
- Qrio Smart Tag(キュリオ・スマート・タグ)
- 開閉センサー
AIホームゲートウェイ
AIホームゲートウェイは、MANOMAサービスの中心となる機器で、セコムやALSOKのサービスで言う「ホームコントローラー」に相当する働きをします。
セコムやALSOKの「ホームコントローラー」とは、ホームセキュリティの”司令塔”のような機器で、家に取り付けた防犯センサー(赤外線センサー・窓の開閉センサーなど)の警備状態をセット・解除したり、異常を感知した時に警告音を発したりしてくれます。
MANOMAのAIホームゲートウェイは、MANOMAのほかの機器(Qrio Smart Tagや開閉センサーなど)と連携しており、Qrio Smart Tagを持った家族の帰宅や外出を感知してMANOMAアプリへ通知、また警戒モード・通常モードの切り替えを行います。
警戒モード中に開閉センサーの異常(侵入者)を感知した時は、警告音を発して侵入者を威嚇・警告するとともにMANOMAアプリへ通知してくれます。
さらに、AIホームゲートウェイには以下の機能があります。
AIホームゲートウェイの機能
- スマートスピーカー機能(Amazon Alexa搭載)
- ホームゲートウェイ機能
スマートスピーカー機能
MANOMAのAIホームゲートウェイは、Alexa(Amazonの音声認識&AIアシスタントサービス)を搭載したスマートスピーカーとしての機能もあるので、音声でMANOMA機器を制御することができます。
たとえば、開閉センサーを取り付けた窓の戸締りを確認したり、Qrio Lockを取り付けたドアの施錠確認や施錠をしたりすることが可能です。(MANOMAスキルを有効にする必要あり)
もちろん、MANOMAスキル以外にも様々なAlexaスキルを有効にすれば、話しかけることで天気やニュースなどの情報を得たり、Alexa対応家電を制御したり、音楽を再生したりすることもできます。
ホームゲートウェイ機能
AIホームゲートウェイは、その名の通り「ホームゲートウェイ※」としての機能も持っています。
そこで、AIホームゲートウェイにSIM(SIMフリー)や有線LANを接続することで、自宅に無線インターネット環境(Wi-Fi環境)を構築することができます。
※ホームゲートウェイとは、規格の違うネットワークを中継する機器(例:モデムや無線LANルーターなど)の総称です。
室内コミュニケーションカメラ
室内コミュニケーションカメラは、セコムやALSOKのサービスで言う「空間センサー(人感センサー)」に相当する働きをします。
セコムやALSOKの「空間センサー」とは、家の中に不審な人物が侵入していないかどうか見守るセンサーです。室内(壁面や天井面など)に設置して、人体の発する熱線を感知します。
MANOMAの室内コミュニケーションカメラはただのカメラではなく、人感センサー(赤外線センサー)がついており、人の動きを感知できます。
警戒モード中(Qrio Smart Tagを持った家族が全員外出している時)に人感センサーに反応があったときは、「異常状態」と判断し、録画データを自動的にクラウドへアップロードします。そのため、侵入者によってカメラを壊されたり、内蔵のmicroSDカードを持ち去られたりしてもクラウドに映像が残り、証拠を保存することができます。
※警戒モード中に「開閉センサー」が反応した場合も、異常状態と判断して映像をクラウドへアップロードします。
さらに、室内コミュニケーションカメラは以下の機能もあります。
室内コミュニケーションカメラの機能
- ネットワークカメラ(IPカメラ)機能
- コミュニケーション機能
ネットワークカメラ(IPカメラ)機能
ネットワークカメラ(IPカメラ)とは、LANケーブルやWi-Fiを通してインターネットに接続し、撮影した映像をクラウドに保存したり、遠隔地から確認したりできるカメラのことです。
MANOMAの室内コミュニケーションカメラは、Wi-Fiでインターネットに接続できるので、MANOMAアプリで外出先から室内の様子を確認することができます。
警戒モード中に開閉センサーや室内コミュニケーションカメラが異常を感知すると、MANOMAアプリに通知が送られるので、カメラを通して家の中の様子を確認し、セコムに駆け付けを依頼するかどうかを判断できます。
また、留守番をしている子供の様子を見守ったり、ペットの様子を見守ったり、高齢の親など、離れて暮らす家族の様子を見守ったりするのにも役立ちます。
カメラには開閉可能なカバーがついていて、特定の家族の在宅時にはカバーを閉めて撮影をしないという「プライバシー設定」をすることも可能です。
例えば、お父さんがプライバシー設定していて、子供はしていない場合、 お父さんが家にいる時は時は録画されず、お子様のみがご在宅時は録画されます。
室内コミュニケーションカメラについて
室内コミュニケーションカメラのレンズカバーが開いている時は常に撮影・録画と録音をしている状態です。録画データは内蔵のmicroSDカードに保存されます。
カメラの首振り機能は付いていないので、撮影したい場所がすべてカメラの画角に入るよう設置場所を工夫する必要があります。(撮影角度:水平画角92°、適応距離:5m)
コミュニケーション機能
室内コミュニケーションカメラにはマイクもついているので、MANOMAアプリから室内コミュニケーションカメラを通して家にいる子供やペットに呼びかけたり、会話をしたりすることができます。(電話のような呼び出し音はなく、直接声で話しかける方式)
MANOMA×Entranceの事業者に家事代行サービスを依頼した時も、カメラを通じてスタッフの作業内容を確認したり、会話をしたりすることも可能です。
また、Qrio Smart Tagがあれば、自宅内でQrio Smart Tagのボタンを長押しするだけで家族のMANOMAアプリに通知されるので、外出先にいる家族を呼び出し、室内コミュニケーションカメラで会話ができます。
室内コミュニケーションカメラとQrio Smart Tagを組み合わせることで、
- スマホや携帯電話を持っていない子供でも、親に連絡が取れる
- 高齢の方が自宅内で転倒・急病など万一のことがあったときも、家族に連絡が取れる
など、とても便利に活用できます。
Qrio Lock
Qrio Lock(キュリオ・ロック)を使うと、自宅の玄関をオートロック化することができます。
取り付けは両面テープで簡単。様々なドアロックに対応した形をしているので、工事不要でドアに張り付けるだけ。すぐに使い始められます。
Qrio Lockの機能
- ハンズフリー開錠(帰宅時のみ)とオートロック(Qrio Lockアプリが必要)
- 遠隔から施錠確認と施錠ができる(Qrio Hubが必要)
- 音声で施錠確認や施錠ができる(Qrio Hub・MANOMAスキルの有効化が必要)
- MANOMA×Entranceが利用できる
※Qrio Lockを取り付けられない形状のドアもあります。詳細はQrio Lockサポートページ で確認してください。
ハンズフリー開錠(帰宅時のみ)とオートロック
自宅の玄関にQrio Lockを取り付けておけば、帰宅時、「Qrio Lock」アプリ※をインストールしたスマートフォンを持っているだけで、自宅の玄関に近づくと自動的に玄関のカギが開錠されます。かばんやポケットの中から家のカギを探して取り出す必要がなく、とても便利です。
また、帰宅時、外出時ともに、ドアを閉めると自動的にカギが施錠されるので、鍵を閉め忘れる心配もなく安心です。
※「MANOMA」アプリはハンズフリー開錠に対応していません。
遠隔から施錠確認と施錠ができる
Qrio LockとQrio Hubを組み合わせて使うことで、「MANOMA」アプリを使って遠隔からカギが施錠されているかどうかを確認したり、施錠したりすることができます。
音声で施錠確認や施錠ができる
「MANOMA」アプリを使わなくても、AIホームゲートウェイにMANOMAスキルを使って話しかけることで、カギのかけ忘れの確認と、施錠ができます。(MANOMAスキルで開錠することはできません)
MANOMA×Entranceの利用
MANOMA×Entrance(マノマ・エントランス)とは、立ち合い不要で家事代行サービスを受けられるMANOMAサービスです。
Qrio LockとQrio Hubを組み合わせて使えば、サービス利用日時を事前登録しておくだけで、MANOMAが代わりにシステム認証を行ってカギの開け閉めを行い、家事代行サービスの担当者が自宅に入れるようにしてくれます。
詳しくはこちら
Qrio Hub
Qrio Hubを使うことで、Qrio Lockを遠隔からスマートフォンで操作可能になり、AIホームゲートウェイに話しかける(AlexaのMANOMAスキル)ことで施錠チェックや施錠をすることも可能になります。
Qrio Hubがない場合、Qrio Lockでできるのはハンズフリー開錠(帰宅時)とオートロックだけです。(MANOMAのアドバンスプランでは、Qrio LockとQrio Hubがセットで利用できます。アドバンスプラン以外では、Qrio LockとQrio Hubは利用できません)
Qrio Smart Tag
Qrio Smart Tag(キュリオ・スマート・タグ)は本来、スマートフォンや鍵などなくしやすいものをすぐに見つけるために使うアクセサリーですが、MANOMAでは違う使い方をします。(探し物にも使えます)
MANOMAでは、Qrio Smart TagがセコムやALSOKのサービスで言う「ライフカード」や「IDキー」に相当する働きをしてくれます。
セコムやALSOKなどのホームセキュリティでは、ライフカード(セコム)やIDキー(ALSOK)と呼ばれる電子キーをホームコントローラーなどに差し込む、またはかざすことで通常モードと警戒モードを切り替えますが…
MANOMAでは、Qrio Smart Tagがセキュリティの通常モードと警戒モードを切り替えるキー(鍵)の役割をします。
MANOMAでは、ホームコントローラーの役割をする「AIホームゲートウェイ」とQrio Smart TagがBluetoothで接続されていて、Qrio Smart Tagを持った家族が全員外出したことをAIホームゲートウェイが検知すると、自動的に警戒モードに切り替わります。
逆に、Qrio Smart Tagを持った家族が一人でも帰宅したことを検知すると、自動的に通常モードに切り替わります。
※基本的に、Qrio Smart Tagは家族全員が持っている必要があります。色が選べるので、家族一人一人が違う色を選ぶと分かりやすくておすすめです。
警戒モードとは
開閉センサーや人感センサーなどの防犯センサーが警戒状態になるモード。家に人がいない時や、就寝時などにこのモードにしておきます。
MANOMAでは、警戒モード中に防犯センサーが異常を感知すると、AIホームゲートウェイが警告音を発すると同時に、MANOMAアプリに通知されます。(セコムやALSOKの場合は、ホームコントローラーが警告音を発すると同時に監視センターに通知が行き、警備員が駆け付つける)
通常モードでは、防犯センサーは機能を停止します。(家族の動きも感知して異常と判断してしまうため、在宅時はこのモードにしておきます。)
Qrio Smart Tagの機能
- 家族一人一人の帰宅・外出状況を把握する
- ボタンの長押しで外出先の家族を呼び出せる
- 探し物にも使える
家族一人一人の帰宅・外出状況を把握する
家族の一人一人がQrio Smart Tagを持っていれば、自動的に在宅・外出が検知されて、MANOMAアプリから在宅状況を確認できます。
見守りをしたい家族をMANOMAアプリに登録しておけば、帰宅・外出時にはアプリから通知が来るので、
- 遅い時間になっても子供がまだ帰宅していない
- 高齢の親が外出したようだ…
など、状況を常に把握することができて便利です。
※Qrio Smart Tagで家族を見守るには、家族一人一人が常にQrio Smart Tagを持っておく必要があります。そこで、子どもがいつも持って出るカギやカバンにタグをつけておく、高齢の親であればタグをいつもペンダントとして首にかけておいてもらうなどの工夫ができるかもしれません。
ボタンの長押しで外出先の家族を呼び出せる
Qrio Smart Tagは、セコムやALSOKのサービスで言う「救急通報ボタン」「ペンダント型非常押しボタン」に相当する働きもしてくれます。
セコムやALSOKの「救急通報ボタン」「ペンダント型非常押しボタン」とは、特に、家に高齢の方が住んでいる場合に役立つペンダント型のボタンです。自宅の中で急な発病や転倒などによるけがにより動けなくなってしまった場合、ボタンを押すことで救急信号を送信することができます。
Qrio Smart Tagでは、タグについているボタンを長押しすることで、家族のMANOMAアプリに通知を送って呼び出すことができます。
高齢の方はQrio Smart Tagをペンダントとして首からかけておけば、家に一人でいる時に緊急事態が起こり動けなくなってしまったときも、Qrio Smart Tagのボタンを長押しすれば助けを呼ぶことができます。
また、緊急時の連絡だけでなく、スマートフォンや携帯電話を持っていない子どもが親を呼び出したいときにも便利に利用できます。
呼び出しを受けたら、室内コミュニケーションカメラを通して家の様子を確認したり、会話をすることが可能です。
※Qrio Smart Tagによる呼び出しを利用するは、AIホームゲートウェイとBluetooth接続されている必要があるため、自宅の中でのみ使えます。(外出先でQrio Smart Tagのボタンを長押ししても、何も起こらない)
探し物にも使える
MANOMAのQrio Smart Tagは、本来の用途(探しもの)にも使えます。
Qrio Smart Tagは、もともとを”モノ”とスマホをつなげるアクセサリーとして開発された商品です。
カギや財布など、なくしたくないものに Qrio Smart Tag を取り付けておくと、スマートフォンアプリを操作することでタグのブザーを鳴らすことができるので、タグ(を取り付けたモノ)がどこにあるかを知ることができます。
逆に、スマートフォンが見つからない時は、タグのボタンを押すことでスマートフォンのありかを探すことも可能です。
この機能を使うには、MANOMAアプリではなく、「Qrio Smart Tag」アプリを使う必要があるので注意してください。
※スマホとタグが通信できる距離は、 遮蔽物のない見通しの良い場所でおおよそ10m〜20mということです。自宅内でタグのボタンを「長押し」すると、家族のMANOMAアプリに呼び出しがかかる機能が作動するので、探し物で使いたい時は長押しをしないようにしてください。
開閉センサー
開閉センサーとは、窓や玄関ドアなど、人が通れる大きさの出入り口に設置して、侵入者を検知するためのセンサーです。
本体とマグネット部の2つ1組で構成されていて、本体とマグネットの間の距離が通常よりも離れたことを感知すると、異常と判断してAIホームゲートウェイに通知します。
開閉センサーの異常を感知すると、AIホームゲートウェイは警告音を発して侵入者を威嚇、警告するとともに、MANOMAアプリに「異常モード」通知を送ります。
MANOMAアプリに異常モード通知があった場合は、
- 室内コミュニケーションカメラで家の様子を確認する
- セコムに駆け付けの要請する
などの対処をしましょう。
セコムやALSOKとは警備方法(仕組み)が違う
MANOMAとセコムやALSOKとの大きな違いは、「セルフ警備」か、「オンライン警備」かの違いです。
MANOMAの警備方法は「セルフ警備」、セコムやALSOKなど警備会社の警備方法は「オンライン警備」と言います。
セルフ警備もオンライン警備も、センサーなどのセキュリティ機器を使って家の安全を見守るという点では違いがありませんが、だれが見守るかに違いがあります。
「セルフ警備」ではその名の通りセルフ(自分)で安全を見守ります。不在時に家で異常が発生した場合は、スマートフォンに通知が来るので、どのように対処するかは自分で判断します。
MANOMAでは、異常が発生した場合はMANOMAアプリに通知が来るので、自分で状況を判断してセコムの駆けつけを要請するか、または警察や消防などに通報するかを決めて自分で対処する必要があります。
一方、オンライン警備では、セコムやアルソックなどの警備会社が24時間体制で安全を見守ってくれます。
異常があったときには即、警備会社に緊急通報が届き、すぐに警備員が自宅まで駆けつけてくれます。また、警察や消防に連絡するかどうかも判断し、必要な場合は通報までしてくれます。
また、MANOMAではセコムの駆けつけサービスを利用すると5,000円(税別)/回・30分かかりますが、セコムやALSOKでは月額料金に駆け付け料金も含まれているため、何度駆けつけがあっても無料です。
MANOMAの特長(メリット)
MANOMAの特徴
- 導入が簡単
- セコムの駆けつけが依頼できる(月額無料)
- 誤報による駆けつけが起きない
- カメラがあるので見守りが充実
- MANOMA×Entranceが利用できる
- ネット回線も同時に申し込みができる
導入が簡単
MANOMAはセコムやALSOKと比較して導入がとても簡単です。
セコムやALSOKを導入する場合は、申し込み後、利用開始までの間に以下のような手順が必要です。
セコムやALSOKなどの導入手順
- 防犯アドバイザーに自宅まで来てもらい、必要なセキュリティ機器をプランニングしてもらう
- プランニングに基づき、料金の見積もりを出してもらう
- 契約
- 設置工事(約1日)
- 利用開始
一方、MANOMAを契約する場合は、以下の規準に基づいて必要な機器を自分で判断します。
必要な機器の目安
- AIホームゲートウェイ:1つの家に1個
- Qrio Smart Tag:家族の人数分
- Qrio Lock:ドアのサムターン数分
- 室内コミュニケーションカメラ:リビング・玄関などカメラで見守りたい場所に1つずつ
- 開閉センサー:人が入れる大きさの窓・ドア1つにつき1個
参照URL:https://support.sonynetwork.co.jp/manoma/web/knowledge3038.html
そこで、MANOMA申し込み後から利用開始までの流れは以下のようになります。
MANOMAの導入手順
- 機器が家に届く
- 取り付け工事(2時間程度)
- 利用開始
しかも、取り付け工事が必要なのは、開閉センサーがある「アドバンスプラン」と「ベーシックプラン」を利用する場合だけです。
「シンプルプラン」と「エントリープラン」を利用する場合は、工事不要。機器が家に届いたら設置とMANOMAアプリの設定後すぐ利用開始できます。(AIホームゲートウェイや室内コミュニケーションカメラは据え置きや壁掛け式で簡単に設置できます)
【月額無料】なのに、セコムの駆けつけが依頼できる
MANOMAには、セコムの駆けつけサービスが依頼できるオプションが無料でついています。(別途、申し込みだけ必要です)
最近では、MANOMA以外にもSecual(セキュアル)やleafee(リーフィー)など、IoT機器を利用してセルフ警備システムが構築できるサービスが増えてきていますが、MANOMA以外のセルフ警備サービスは、異常が起きた場合、自分で対処するしかありません。
例えば、他のセルフ警備サービスでは、窓や玄関に設置した開閉センサーが異常を感知した場合、アプリに通知が来るので、誰かが室内に侵入した可能性がある(センサー誤作動の場合もあり)ということが分かります。
ただし、そのことが分かっても警備員を呼ぶことはできないので「用心して家に帰る」または「友達や家族などに一緒に帰ってもらう」などの対処しかできず、大きな不安がぬぐい切れません。
MANOMAでは、MANOMAアプリに異常の通知があった場合セコムに駆け付けを依頼する、または警備員(緊急対処員)に自宅まで同行してもらうことができるので、安心感が全く違います。
駆けつけの依頼には5,000円/回・30分かかりますが、安心・安全のためには惜しくない出費ですよね。
セコム駆けつけオプションの注意点
MANOMAの情報に関係のない駆けつけ要請はできないので注意してください。
また、通常セコムを契約する場合はセコムに自宅の合鍵を預けますが、MANOMAのセコム駆けつけサービスを利用する場合は合鍵を預けることはしません。そのため、駆けつけ時にセコムの対処員が家の中に入ることはありません。外部から確認できる範囲で自宅の様子を確認、または自宅近くで合流して自宅まで同行してくれます。
誤報による駆けつけが起きない
防犯センサーは、異常が発生していない時に誤報を発してしまうことがあります。
セコムやALSOKでは、自宅に設置した防犯センサーが異常を感知したら、すぐに警備員が自宅まで駆けつけてくれるので、ときには誤報による駆けつけが起きてしまうこともあります。
誤報による駆けつけは、警備会社が常に自宅を見守ってくれている証拠なので安心感につながりますが、駆けつけてくれた警備員から報告を受ける必要があるので申し訳ない気分になったり、ちょっと面倒だったりすることもあります。(セコムやALSOKの場合は、誤報による駆けつけ時にも料金はかかりません)
MANOMAでは、防犯センサーが異常を感知した後、いったんMANOMAアプリに通知が入り、室内コミュニケーションカメラで家の様子を確認するなどしてからセコムに駆け付けを依頼するかどうか決めることができるので、誤報による駆けつけが起きません。
カメラがあるので見守りが充実
MANOMAでは、エントリープラン以外の全プランで室内コミュニケーションカメラが利用でき、家の様子を遠隔から映像と音声で見守ることができます。子供や高齢の家族、ペットなどの様子が気になる人にとって、とても便利なサービスです。
セキュリティの強化、と言えばまず”カメラの設置”という印象が強いので、これは当たり前のサービスのように思えますが、実はセコムやALSOKなどのオンライン警備サービスでは、基本的に見守りカメラの利用はオプションサービスという位置づけで、通常プランには含まれていません。
セコムやALSOKでも、室内に設置する見守りカメラを利用してアプリから家の様子を見守ることができますが、基本的に追加料金を払って契約することになります。
MANOMAの基本プランには、もともと見守りカメラが含まれているのでとても便利&お得です!
MANOMA×Entranceが利用できる
MANOMA×Entrance(マノマ・エントランス)は、MANOMAと連携している事業者の「家事代行サービス」が不在時に受けられるサービスです。
家事代行サービスを受けたいと思っても、営業しているのが平日だけで予定を合わせるのが難しかったり、事業者に家の鍵を預けるのが不安だったりして結局使ったことがない…という方も多いかもしれません。
MANOMA×Entranceなら、Qrio Lockの遠隔施錠/開錠機能を使って、事業者に鍵を預けることなく不在時にもサービスを受けることができます。
サービスを利用する日時を事前に登録しておくと、指定の日時であれば事業者がシステム認証を行うことで家の鍵を開けることができる仕組みになっているので、事業者から「鍵を開けてください」と連絡が来ることはありません。(指定の日時以外はデータ照合ができず、開錠はできません)
また、家事代行サービスが終わり、事業者が家を出ると自動的に施錠され、その後は開けられないようになるので、安心してサービスが利用できます。
事業者が鍵の開錠、施錠を行ったことは、MANOMAアプリを通じて確認できます。
2019年7月現在、MANOMA×Entranceと連携しているのは以下5つの事業者です。
- ダスキン(家事代行)
- ベアーズ(家事代行)
- おそうじ本舗(ハウスクリーニング)
- 麻布ペット(ペットシッター)
- マイシェフ(出張シェフ)
不在時に家事代行サービスを頼むと、しっかり作業をしてくれているかな?触ってほしくないものを触っていないかな?など気になることもありますが、心配なときは室内コミュニケーションカメラで部屋の様子をチェックすることができます。
室内コミュニケーションカメラは家族の不在時、常に録画・録音しているので、何かトラブルが起こったときにも証拠が残る安心感もあります。
また、スタッフの方に頼みたいことが色々とあっても、不在時に置き手紙などで作業内容を細かく依頼するのはかなり面倒ですが、室内コミュニケーションカメラで事業者スタッフと会話することができるので、簡単に要望を伝えることができます。
※MANOMA Entranceのサービスを受けるには、アドバンスプランの申し込みが必要です。(Qrio LockとQrio Hubが必要なため)
サポートが充実(オプション)
MANOMAには、2種類のサポートオプションがあります。
- MANOMA訪問サポート(1回:8,500円~)
- MANOMA解決サポート(月額500円)
MANOMAのセキュリティ機器を使いこなすには、「MANOMA」アプリで様々な設定をする必要がありますが、設定がうまくできるか不安な場合は、オプションの「MANOMA訪問サポート」(訪問1回:8,500円~)を利用することができます。(土日祝日も対応)
MANOMA訪問サポートでは、専門スタッフに自宅まで来てもらって、利用開始までの設定や、使い方のサポートなどを受けることができるので、電子機器の操作が苦手でも安心してMANOMAを使い始められます。もちろん、利用開始時だけでなく、使っていてトラブルが起きた時などにもサポートを依頼することができます。
疑問なことがあったらすぐに教えてもらって解決したい…という方には、「MANOMA解決サポート」(365日 9:00~18:00まで対応)がおすすめです。
トラブル発生時、疑問があったとき、電話やリモートサポートで解決してくれます。パソコンやスマートフォンを遠隔操作してもらうこともできるので、電話の説明では分かりにくいのでは…という心配もいりません。
ネット回線も同時に申し込める(オプション)
MANOMAのセキュリティ機器はWi-Fi(無線LAN)で相互に連携するので、MANOMAを利用するには必ず自宅にインターネット環境が必要です。
そこで、インターネット回線にも同時に申し込みしたい方のために、MANOMAでは「nuroモバイル Home Wi-Fi(M)」にオプション加入できます。
nuroモバイル Home Wi-Fiとは、ソニーネットワークコミュニケーションズの格安SIM・格安スマホサービス「nuroモバイル」が提供するホームルーターです。家にHome Wi-Fiを置くだけで通信量無制限※の高速インターネットが利用できます。
※ホームルーターは、モバイルルーターを自宅用に据え置き型にしたものなので、工事不要、置くだけで即インターネットが使えます。
MANOMAのオプション「nuroモバイル Home Wi-Fi(M)」では、AIホームゲートウェイをホームルーターの代わりとして使用します。
AIホームゲートウェイの裏面にあるSIMスロットに、nuroモバイルのSIMをセットするだけで、通信速度下り最大370Mbps上り50Mbps、通信量無制限のインターネットが使えるようになります。(当日を含む3日間の合計データ通信量が10GBを超えた場合、通信速度が制限されることがあります。速度制限は、翌深夜~朝方に解除されます)
MANOMAと同時申し込みで月額2,000円!
nuroモバイルHome Wi-Fi(M)は、通常月額4,880円ですが、MANOMAと同時に申し込むことで割引が適用されて、半額以下の月額2,000円で利用できます。
果たして月額2,000円はお得なのか?を検証するために、nuroモバイルHome Wi-Fi(M)の月額料金をWiMAX(ワイマックス)のホームルーター「WiMAX HOME 01」と比較してみました。
ホームルーター | 最大通信速度(下り) | 初期費用 | 月額 |
nuroモバイル Home Wi-Fi(M) | 370Mbps | 3,394円 | 2000円(MANOMA同時申し込み) |
WiMAX HOME 01 | 440Mbps | 3,000円 | 4,380円 |
WiMAXの「WiMAX HOME 01」は、nuroモバイルHome Wi-Fi(M)の通信速度よりも速い、”下り最大440Mbps”に対応したホームルーターですが、月額料金を比較してみると、nuroモバイル Home W-Fi(M)の月額2,000円(MANOMAと同時に申し込んだ場合)に対して、WiMAX HOME 01は4,380円と2倍以上の額です。
期間限定情報
今なら、AIホームゲートウェイと室内コミュニケーションカメラ+nuroモバイル Home Wi-Fi(M)が使える「シンプルプラン」に申し込むと、10,000円のキャッシュバックが受け取れます!(利用開始から6ヶ月目まで継続利用が条件)
契約期間・違約金もなし
nuroモバイル Home Wi-Fi(M)には、契約期間も違約金も設定されていないので、いつでも自由に解約できます。
解約する場合は、AIホームゲートウェイからnuroモバイルのSIMを取り出して、解約手続きの際に紹介される指定の宛先に郵送するだけでOKです。
契約したばかりでも自由に解約できるので、お試し感覚で申し込んでみてもいいかもしれません。
nuroモバイル Home Wi-Fi(M)ではなく、MANOMA自体を解約する際は、機器代金や工事費の未払い金がある場合一括清算する必要がありますので注意してください。
プランと料金
MANOMAには、
スマートホーム満喫プランに分類される「アドバンスプラン」と「ベーシックプラン」
おトクにWi-Fiセットプランに分類される「シンプルプラン」と「エントリープラン」があります。
どれを選んだらいいのかちょっと分かりにくいので、それぞれのプランでできることと料金をまとめてみました。
全プラン共通で3,580円ですが、どのプランを選ぶかによって適用される割引額が変わります。24カ月目までは各プランごとに異なる割引額が適用されて、以下に表示している月額料金で利用できます。詳しくはこちらを参照してください MANOMAの基本料金は
スマートホーム満喫プラン
「スマートホーム満喫プラン」は、おうちのセキュリティをしっかり強化したいという方向けのプランで、多くのセキュリティ機器が使えます。
スマートホーム満喫プランにはWi-Fi(nuroモバイル Home Wi-Fi)はセットになっていないので、インターネット回線も同時に契約したい場合はnuroモバイル Home Wi-Fi(M)をオプションで付ける必要があります。
スマートホーム満喫プランには「アドバンスプラン(月額3,980円~)」と「ベーシックプラン(月額2,980円~)」の2つのプランがあります。2つのプランの違いは、Qrio LockとQrio Hubが使えるか、使えないかだけです。
アドバンスプラン | ベーシックプラン | |
月額料金 | 3,980円~ | 2,980円~ |
AIホームゲートウェイ |
〇 | 〇 |
室内コミュニケーションカメラ |
〇 | 〇 |
Qrio Smart Tag |
〇 | 〇 |
開閉センサー |
〇 | 〇 |
Qrio Lock |
〇 | - |
Qrio Hub |
〇 | - |
選び方
お家のセキュリティをしっかり強化して、MANOMA×Entranceサービスも利用したい方は「アドバンスプラン」。
MANOMA×Entranceサービスは利用しない、自宅の玄関ドアをオートロック化(遠隔で開閉)する必要はないという方は「ベーシックプラン」を選びましょう。
おトクにWi-Fiセットプラン
「おトクにWi-Fiセットプラン」は、インターネット回線を契約することを主な目的としている方向けのプランです。nuroモバイル Home Wi-Fi(M)が最初からセットになっていますが、使える機器は少ないです。
家の防犯がとくに気になるわけではないけど、ホームWi-Fiルーターと一緒に、スマートスピーカーや見守りカメラも使いたい!という方にはおトクにWi-Fiセットプランがおすすめです。
おトクにWi-Fiセットプランには「シンプルプラン(月額3,980円~)」と「エントリープラン(月額3,880円~)」の2つのプランがあります。AIホームゲートウェイは共通ですが、セットになる機器が変わります。
シンプルプラン | エントリープラン | |
月額料金 | 3,980円~ | 3,880円~ |
AIホームゲートウェイ |
〇 | 〇 |
室内コミュニケーションカメラ |
〇 | - |
Qrio Smart Tag |
- | 〇 |
選び方
ホームWi-Fiルーターと一緒に、子どもや高齢の親、ペットの見守り・コミュニケーションカメラが使いたい方は「シンプルプラン」。
カメラは必要ないけど、家族の在宅状況だけ確認したいという方は「ベーシックプラン」を選びましょう。
プランと料金まとめ
MANOMAでは複数の機器が連動することで様々なセキュリティ機能が使えるようになっているので、同じ機器を契約していても、他の機器との組み合わせによって、使える機能は変わります。
少なくとも、AIホームゲートウェイ、室内コミュニケーションカメラ、Qrio Smart Tag、開閉センサーの4つの機器がなければ、MANOMAのセキュリティ機能をフルで活用することはできません。
そこで、おうちのセキュリティを重視する方は、「スマートホーム満喫プラン」のどちらかのプランを選ぶことをおすすめします。
自宅に見守りカメラだけ導入したい、または自宅に工事不要のインターネットを導入するついでに、家族の在宅状況も確認できるようにしたいという方は「おトクにWi-Fiセットプラン」のどちらかのプランを選びましょう。
MANOMA各プランでできること
スマートホーム満喫プラン | おトクにWi-Fiセットプラン | |||
できること | アドバンスプラン 月額3,980円~ |
ベーシックプラン 月額2,980円~ |
シンプルプラン 月額3,980円~ |
エントリープラン 月額3,880円~ |
スマートスピーカー | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
スマートタグで帰宅お知らせ | 〇 | 〇 | - | 〇 |
カメラで外出先から見守り | 〇 | 〇 | 〇 | - |
在宅状況に応じてカメラのカバー開閉 | 〇 | 〇 | - | - |
窓の開閉による異常検知アラート | 〇 | 〇 | - | - |
声とアプリによる戸締り確認 | 〇 | 〇 | - | - |
外出先からカギの開施錠 | 〇 | - | - | - |
不在時に家ナカサービス | 〇 | - | - | - |
nuroモバイル Home Wi-Fi(M) | オプション | オプション | 込み | 込み |
セコム駆けつけオプション | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
契約期間は?解約金は必要?
MANOMAには契約期間が設定されていないので、基本的に”解約金”はありません。
ただし、機器料金や工事代金は36か月の割賦(割賦:分割払いのこと)になるので、分割払いの終了前に解約する場合は、残った分の代金を一括で支払う必要があります。(シンプルプラン、エントリープランは工事不要のため工事代金もかかりません)
機器割賦料金、工事費割賦料金はプランごとに違い、以下のように設定されています。
各プランの機器割賦料金(上段)と工事費割賦料金(下段)
2カ月目 | 3~37カ月目 | 36か月間の合計※ | |
アドバンスプラン | 5,006円 493円 |
3,667円 426円 |
133,351円 15,403円 |
ベーシックプラン | 3,993円 437円 |
2,787円 370円 |
101,538円 13,387円 |
シンプルプラン | 2,748円 0円 |
2,481円 0円 |
89,583円 0円 |
エントリープラン | 2,206円 0円 |
1,759円 0円 |
63,771円 0円 |
※初月(1カ月目)は支払いがないため、2~37カ月までで合計36カ月間です
例えば、アドバンスプランを2カ月目の最初の支払い前に解約したとすると、機器の代金も工事費も全く支払っていない状態で解約することになるので、36カ月間の合計額をすべて一括で支払う必要があり、支払合計額は148,754円(133,351+15,403円)とかなりの高額になります。
MANOMAには契約期間も解約金も設定はされていませんが、実質、36カ月以内に解約した場合の機器の代金の残債が解約金に相当します。
MANOMAの契約期間は36カ月で、36カ月以内に解約すると解約金が発生すると考えておきましょう。
ポイント
機器の代金や工事費には実質割引が適用されます。詳しくはこちらを参照してください。
MANOMAの注意点
ここでは、契約前にチェックしておいた方がいいMANOMAの注意点をご紹介します。
MANOMAの注意点
- 25カ月目以降は料金が高くなる
- 解約すると割賦金の一括支払いが必要
- 防犯ステッカーがない
- 要請しないとセコムは駆けつけてくれない
- フラッシュライトがない
- 屋外用のカメラはない
- 火災の見守りはできない
- 支払いはクレジットカードのみ
- 通信速度が比較的遅い(通信制限もあり)
25か月目以降は料金が高くなる
MANOMAの基本料金はどのプランでも共通で3,580円ですが、プランによって適用される割引額が変わります。
24カ月目までは各プランごとに異なる割引額が適用されて、以下に表示している月額料金で利用できますが、25カ月目以降は料金が高くなるので注意してください。
各プランの24カ月目までの料金
- アドバンスプラン:3,980円
- ベーシックプラン:2,980円
- シンプルプラン:3,980円
- エントリープラン:3,880円
アドバンスプランの場合
アドバンスプランでは、利用開始月(1カ月目)は初期事務手数料が3,500円割引されて0円になり、MANOMA基本料金も0円なので、料金はかかりません。
2~24カ月目までは基本料金が3,267円割引されて313円に、工事費が全額(426円)割引されて0円になるため、機器料金3,667円+313円=3,980円で利用できます。(2カ月目だけ割引内容が異なります)
25~37カ月目までは基本料金が1,657円割引されて1,923円に、工事費は全額(426円)割引されて0円になり、機器料金3,667円+1,923円で合計5,590円です。
38カ月目以降は基本料金3,580円のみで利用できます。
ポイント
アドバンスプランだけは、2~24カ月目までの料金(3,980円)よりも38カ月目以降の料金の方が安くなります。
ベーシックプランの場合
ベーシックプランでは、利用開始月(1カ月目)は初期事務手数料が3,500円割引されて0円になり、MANOMA基本料金も0円なので、料金はかかりません。
2~24カ月目までは基本料金が3,387円割引されて193円に、工事費が全額(370円)割引されて0円になるため、機器料金2,787円+193円=2,980円で利用できます。(2カ月目だけ割引内容が異なります)
25~37カ月目までは基本料金が2,787円割引されて793円に、工事費は全額(370円)割引されて0円になり、機器料金2,787円+793円で合計3,580円です。
38カ月目以降は基本料金3,580円のみで利用できます。
シンプルプランの場合
シンプルプランでは、利用開始月(1カ月目)は初期事務手数料が3,500円割引されて0円になり、MANOMA基本料金も0円なので、料金はnuroモバイル初期費用の3,394円だけです。
2~24カ月目までは基本料金+nuroモバイル基本料金が4,081円割引されて1,499円になり、機器料金2,481円+1,499円=3,980円で利用できます。(2カ月目だけ割引内容が異なります)
25~37カ月目までは基本料金+nuroモバイル基本料金が2,481円割引されて3,099円になり、機器料金2,481円+3,099円で合計5,580円です。
38カ月目以降は基本料金3,580円+nuroモバイル Home Wi-Fi(M)基本料金2,000円で、引き続き5,580円がかかります。
ポイント
シンプルプランでは、契約から7か月後に10,000円のキャッシュバックが受け取れます!
エントリープランの場合
エントリープランでは、利用開始月(1カ月目)は初期事務手数料が3,500円割引されて0円になり、MANOMA基本料金も0円なので、料金はnuroモバイル初期費用の3,394円だけです。
2~24カ月目までは基本料金+nuroモバイル基本料金が3,459円割引されて2,121円になり、機器料金1,759円+2,121円=3,880円で利用できます。(2カ月目だけ割引内容が異なります)
25~37カ月目までは基本料金+nuroモバイル基本料金が1,759円割引されて3,821円になり、機器料金1,759円+3,099円で合計5,580円です。
38カ月目以降は基本料金3,580円+nuroモバイル Home Wi-Fi(M)基本料金2,000円で、引き続き5,580円がかかります。
”解約金”が必要
MANOMAでは、全プラン共通で36カ月以内に解約すると実質的に”解約金”がかかります。
詳しくはこちらを参照してください。
防犯ステッカーがない
MANOMAには、「防犯ステッカー」がありません。
防犯ステッカーとは、セコムやALSOKなどを契約した場合に、玄関ドアや窓に貼ることのできるステッカーのことです。
セコムやALSOKのステッカーは、「この家(や会社などの建物)は、警備会社の防犯システムによって24時間見守られています」という目印なので、犯罪の抑止力となる効果があります。(セコムやALSOKなど警備会社のステッカーは、契約者以外手に入れることができません)
MANOMAではセコムの駆けつけが依頼できますが、セコムの機器によって家を見守るわけではないので、防犯ステッカーは利用できません。
セコムの駆けつけには要請が必要
セコム・ホームセキュリティでは、セコムの防犯機器によって契約先の家を24時間見守り、異常があった場合はすぐに※駆けつけてくれます。(※警備業法で、異常発生から25分以内に駆け付けることが努力義務として定められている)
一方、MANOMAの機器が異常を感知したとしても、MANOMAの機器はセコムに直接つながっているわけではないので、セコムの警備員(緊急対処員)はすぐに駆けつけをしてくれません。セコムが駆けつけの対応をしてくれるのは、MANOMAアプリで駆けつけ依頼をしてからになります。
それで、MANOMAアプリに異常の通知がされても、通知に気づかなければ駆け付けの依頼が遅れ、セコムが自宅に到着する時間も異常が発生した時からかなり時間がたった後になってしまう可能性があります。
フラッシュライトがない
MANOMAの機器には、フラッシュライトが含まれていません。
フラッシュライトとは、外壁に設置するセキュリティ機器で、室内に設置している防犯センサーと連動します。
防犯センサーが異常を感知した時、フラッシュライトが光ることによって、「今家の中で異常が起きている可能性があるので、入らない方が良い」ということを教えてくれます。
MANOMAの機器にはフラッシュライトがなく、MANOMAアプリがフラッシュライトに変わる役目を果たしています。
家の中で異常が発生した時はMANOMAアプリに通知が来るので、スマートフォンを持っていれば「安全が確認されるまで家の中に入らないでおこう」と判断ができますが、スマートフォンを持っていない場合は異常に気づくことができないので、異常発生時に家の中に入ってしまう可能性があります。
子どもや高齢の家族がスマートフォンを持っていない場合は、異常時に「今家の中に入らないように」という連絡ができる手段を確保しておいた方がいいと思います。
屋外用のカメラはない
MANOMAには、屋外用の防犯カメラはありません。(室内コミュニケーションカメラは屋外での使用を想定して設計されていないので、屋外では使えません)
屋外に防犯カメラを設置したい場合は、別の製品を検討してください。
火災の見守りはできない
MANOMAには、火災センサー(火災報知器)はないので火災発生を見守ることはできません。
火災の感知・駆けつけを利用したい場合は、セコムやALSOKのホームセキュリティを利用しましょう。
支払いはクレジットカードのみ
MANOMAの支払い方法はクレジットカード払いのみです。
口座振替には対応していないので注意してください。
通信速度が比較的遅い(通信制限もあり)
この項目は、「シンプルプラン」と「エントリープラン」を利用する場合、またはnuroモバイル Home-WiFi(M)をオプション契約する場合に当てはまります。
nuroモバイルは、自前で通信設備を用意せずに、ドコモの電波を借りて通信サービスを提供している仮想移動体通信事業者(MVNO)です。
MVNOは基本的にキャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)よりも通信速度が遅く、とくに通信が混雑する時間帯(お昼どきの12~13時や夕方)には通信速度が遅くなる傾向がありますが、nuroモバイルも同じ傾向です。参考:nuroモバイルのドコモ回線の速度(リアルタイム) (格安SIMとスマホ比較)
nuroモバイル Home Wi-Fi(M)は、nuroモバイルと同じモバイル回線(スマートフォン用の回線)を利用しています。そこで、もしnuroモバイルと同じ通信速度だとすると、自宅用のインターネットとしてはかなり速度は遅いです。
少なくとも、光回線と比較すると確実に通信速度は遅くなります。今まで光回線を使っていた方がnuroモバイル Home Wi-Fi(M)を使うと、使い方にもよりますがストレスを感じるかもしれません。
同じモバイル回線を利用しているWiMAXのホームルーターと比較しても、最大速度が劣っているのでnuroモバイル Home Wi-Fi(M)の方が遅い可能性が高いです。(WiMAXの下り最大速度:1.0GBps、nuroモバイル Home Wi-Fi(M)の下り最大速度:370Mbps)
3日で10GBの通信制限もあり
nuroモバイル Home Wi-Fi(M)はモバイル回線を利用しているため、WiMAXと同じように混雑回避のための通信速度制限があります。
MANOMA公式サイトによると、通信速度制限の内容は以下の通りです。
当日を含む3日間の合計データ通信量が、規定値(10GB)を超えた場合、当該SIMカードを使った通信の速度を制限する場合がございます。(通信速度制限は、翌深夜~朝方に解除いたします。)
参照:https://manoma.jp/option/
このように、nuroモバイル Home Wi-Fi(M)は通信速度が比較的遅く、通信速度制限もあるため、音楽をストリーミングでずっと聴いている、映画など高画質の動画を頻繁に見る、オンラインゲームをするなどのネットヘビーユーザーにはおすすめできません。
ただし、nuroモバイル Home Wi-Fi(M)はMANOMAと同時申し込みすれば格安の月額2,000円で利用でき、解約しても違約金は一切ないので、試しに申し込んでみて、使えなかったら解約して他のインターネット回線に切り替えてもいいと思います。
※当サイトでは、nuroモバイル Home Wi-Fi(M)の通信速度検証をする予定です。検証が終了したら情報を更新いたします。
まとめ
MANOMAの特長
- セコムやALSOKと同じレベルのホームセキュリティが簡単に導入できる
- 異常時にはセコムの駆けつけを依頼できる
- ネットワークカメラが使えて見守り機能も充実
- MANOMA×Entrance(不在時の家ナカサービス)が利用できる
- ネット回線も格安で同時申し込み可能
- スマートスピーカーも使える
IoT機器を利用したスマートホームサービスはたくさんありますが、ここまでセキュリティに特化したサービスはMANOMAがはじめてです。
複数のセキュリティ機器の組み合わせによって、セコムやALSOKを契約している家と同じような防犯性能を実現するだけでなく、コミュニケーションカメラやスマートロックを導入することで、セコムやALSOKではできない画像での見守りやコミュニケーション、また不在時の家事代行サービス利用も可能にしました。
また、セコムの駆けつけサービスも月額不要で利用可能(1回につき5,000円)なので、もしもの時も自分だけで対処する必要はないので安心です。
全てのプランでスマートスピーカー(Alexa対応)が使えるので、MANOMAを導入すればMANOMA機器以外にも、Alexaに対応した家電を声で操作できるようになります。
MANOMAの導入には無線LAN(Wi-Fi)環境が必須ですが、現在自宅でWi-Fiが利用できない方も、オプションのnuroモバイル Home Wi-Fi(M)に同時加入すれば、格安の月額2,000円で自宅にWi-Fiを導入できます。
自宅の防犯や、子どもや高齢の親・ペットの見守り、不在時の家事代行サービスが気になっている方は、ぜひMANOMAの導入を検討してみることをおすすめします!